社会貢献活動Social contribution activities
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令和3年度 立正大学古書資料館通信講座
「初級者コース:はじめての変体仮名」
「中・上級者コース:大織冠で学ぶ変体仮名」
基本情報
参加学生・教員(学内):立正大学生、教職員
メンバー(企業、自治体名、学外関係者):地域住民
活動期間:令和3年10月~令和3年12月
活動地域(市区町村単位):東京都品川区、埼玉県熊谷市、全国
関連するSDGs
- 目的
- コロナ禍でも古書に親しむ機会を
・コロナ禍においても、立正大学古書資料館の存在と所蔵資料の魅力を学内外に広くPRする。
・新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、従来の対面集合型ではなく、昨年度に引き続き通信という形式で実施する。
- 内容
- 自宅学習・課題提出・添削返送
立正大学古書資料館では、平成28年度から学内・学外の方に古書に親しんでいただくことを目的に、毎年連続講座を開催してきた。令和2 年度は新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から、初めて通信形式で講座を開催した。従来の対面・集合型の講座においても毎回多くの応募があったが、通信講座ではそれ以上に全国から多数の応募があったため、令和3年度はコースを初級と中・上級コースの2コースに、定員も従来の15人から両コース合わせて60人に増やして実施した。古書資料館の蔵書(初級者コースは『百人一首』や『平家物語』、中・上級者コースは奈良絵本『大織冠』)を使用しながら、古書や変体仮名を読み解く面白さに触れていただけるようなテキストを作成し、受講生へ送付した。受講生は期日までに2回の課題を郵送で提出。課題は古書資料館専門員が添削して返送し、すべての課題を提出した方には、修了証を発行した。
- 成果
- 全国から幅広い世代の応募
両コース合わせて全国から124人の応募があり、抽選の結果、初級者コース46人、中・上級者コース27人の計73人に参加いただいた。本学学生・大学院生など10代、20代の若い世代の応募や参加が増えたこと、さらに時間と場所の制約がなくなったことから、品川区の近隣住民の方のみならず、熊谷市や全国からの応募があったこと、業務で古書を扱う図書館員や社会人の応募が散見されたことが従来までの対面・集合型の講座にはない特徴だった。また、講座終了後も、「講座で読解した部分の続きについて、継続して読解に挑戦したいので資料を利用したい」「自分で勉強を続けるために必要な参考図書が知りたい」「初心者でも読みやすい古書のタイトルを教えてほしい」といった相談が続いており、古書や所蔵資料の継続的な活用へと繋がっていることを実感している。
- キーワード
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