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2023/12/24
地球環境科学部の櫛田助教らの研究グループが海洋保護区安永海山の岩場で新種のウミエラ類を発見 -北西太平洋から初報告-

<概要>
立正大学地球環境科学部環境システム学科の櫛田優花助教・産業技術総合研究所・地質情報研究部門海洋環境地質研究グループの井口 亮主任研究員・喜瀬浩輝日本学術振興会特別研究員PD・海洋研究開発機構の藤原義弘上席研究員・土田真二准研究主幹による研究グループは、西七島海嶺海洋保護区(沖合海底自然環境保全地域)の安永海山で、水深998 mの岩場に生息するウミエラ・ノームツルウミサボテンAnthoptilum gnomeを発見し、ミトコンドリアゲノム情報の提供と併せて新種として記載しました。ウミエラ類は基本的には海の砂泥底に生息する群体性底生動物です。この例外的な岩場に生息するウミエラ類の発見は、世界でも本種で5種目となり、北西太平洋では初めての発見となります。本種は群体下部の「柄部」を吸盤状にすることによって、岩場での生息を可能にしています。
この研究成果は12月6日、オランダの国際学術雑誌「Deep Sea Research Part I: Oceanographic Research Papers」に掲載されました。

プレスリリースはこちらをご参照ください。

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