研究推進

学生のフィールドワークを活かした産学官連携による「食と農」教育プロジェクト

①研究室にて_西谷尚徳_西谷 尚徳

プロフィール

法学部 法学科 准教授:西谷尚徳 Hisanori Nishitani

私の前職はプロ野球選手を経て高校講師、現職は大学の教員といった稀有な経歴です。現在、私は「初年次教育における文章表現指導に関する研究」と「学生のアクティブラーニングやフィールドワークに関する研究」の二つの大学教育に関する研究を併行して研究しています。具体的には、前者は大学生に文章表現を指導するための理論や実践、後者は学生と共に活動的な教育や実践の展開、といった研究テーマです。

②学生による出前授業の様子_西谷尚徳_西谷 尚徳
目的・内容
学生のフィールドワークをゼミでの研究と教育に結びつける!

学生が食や農に関連する実地に訪問し、取材や体験したことを通して学んだことを、出前授業や研究発表によって小学生や一般の方たちに伝えることで、次世代の若者や大人世代の食への関心を高めることを目的としています。
この研究活動は、学生の大学でのフィールドワークを主とした学びを、教育的な交流や授業としての展開、一般に向けた啓発的な研究発表といった発信により、学生と対象者が相互に学び、その互いの教育的効果を上げることを目標としています。

展望・成果
ゼミ活動で楽しみ・学び・発信する!
2024年、農林水産省主催の「みどり戦略学生チャレンジ」において、学生主体でこれまでの研究成果を発表しました。その結果、関東ブロック大会において、最優秀賞である「関東農政局長賞」を受賞しました。大学・専門学校の部45チームの中で、頂点に立つ快挙です(https://www.maff.go.jp/kanto/press/keiei/sien/250213.html)。これに続いて、全国181チームの中から13チームに入賞し、全国大会への出場を果たしました(https://www.maff.go.jp/j/kanbo/kankyo/seisaku/midori/challenge.html)。

今後の展望は、学生主体による継続的な活動として、フィールドワークの学びを学生の研究や教育的展開につなげ、大学設置区の品川区や東京都を中心に、発表と公表の機会を増やしていくことで、学生による普及に取り組んでいきます。

本活動や研究のアピールポイントは、学生がゼミの活動の一環として、研究と社会貢献を実現できる点です。学生自身が楽しみにながらフィールドワーク等で学び、そのことを研究として発表や教育実践につなげていきます。こうした活動的で実践的な取り組みが、学生のやりがいと充実感を得る一連の研究活動となっています。 
  • ③学生のフィールドワーク_西谷尚徳_西谷 尚徳

    学生のフィールドワーク

  • ④食育フェアでの学生の発表_西谷尚徳_西谷 尚徳

    食育フェアでの学生の発表

  • ⑥小学生を本学に招いて授業_西谷尚徳_西谷 尚徳

    小学生を本学に招いて授業

  • ⑤学生手作りのポスターを展示_西谷尚徳_西谷 尚徳

    学生手作りのポスターを展示

研究が生み出した成果・効果による社会への応用や実装の可能性など

品川区の小学校から毎年、学生との協働授業を依頼されるようになりました。2025年度、品川区の授業「市民科」において、授業展開が定着するよう進めることになりました。

キーワード

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